定年後の不安な気持ちを後押ししてくれる「実践的な3冊」
これまで、定年退職したら地域に飛び出して、仕事で培ったスキルを生かそうと呼びかけてきました。地方議員、大学進学、空き家再生、エネルギー起業、ソーラーシェアリングと、いずれも仕事のスキルを生かせて、地域の役に立つものでした。...
農地再生にもなる「ソーラーシェアリング」をやってみよう
定年退職したら、実家や近所の畑で野菜作りでもしようかと考えている人も多いでしょう。そういえば、田舎の畑、荒れてしまったなぁ。そんなことを思いながら、通勤電車でこの記事を読んでいる方もいるのではないでしょうか。 田んぼや畑という農地を維持し、荒れ果てた耕作放棄地を再生すること...
元会社員のスキルを生かし「自然エネルギー」で起業する
定年退職した方が最も有しているスキルは、ビジネススキルです。退職で会社とおさらばするのは仕方ありませんが、培ったスキルとまでおさらばするのは、もったいない。営業、技術、企画、総務、経理など、会社で何十年にもわたってスキルを磨いてきたわけです。...
エネルギー分野で新たな価値を創造する
地域経済における再エネの利点は、固定価格買取制度で環境・社会面での価値が既に評価されていて、必ず売れることです。価格は、長期の投資回収と収益性を評価して設定されているため、慎重に事業計画を立てて順調に発電すれば、必ずペイできます。新たな価値が評価され、販売と事業性が保証され...
住宅の断熱投資を増やして医療費を削減する
負の効用に由来する経済活動を正の効用に由来するものに転換することでは、断熱住宅の普及による循環器系疾患の抑制が有効です。ブログ「医療費・介護費を減らすと同時に地域経済を活性化」で解説したように、新築・改修で住宅の断熱性・気密性を高めれば、循環器系疾患に代表される季節変動のあ...
再エネと省エネは輸入置換の優等生
輸入置換とは、域外から購入している製品・サービスを域内供給に切り替えることです。それにより、域外の供給者が手にしている対価を、域内の供給者が手にするようになります。その分だけ域内の所得が増加し、さらなる投資・消費の拡大につながります。それを繰り返すことで、域内の産業が発展し...
地域経済5政策を進めるカギはエネルギーにある
それでは、具体的にどのような地域経済政策を展開すればいいのでしょうか。労働生産性の向上、成長産業への働き手の移動、輸入置換、正の効用をもたらす経済活動、価値の創出という5つの政策方針があっても、手法がなければ絵に描いた餅です。行政資源に乏しい自治体とすれば、一つで複数の効果...
地域経済で必要な5つの政策
人口減少、需要過少、技術転換という3つの課題に対し、5つの政策を打つことで対応できます。すべてが自治体で完結できる政策ではなく、国レベルで取り組むべきものもあります。ただ、そうした政策についても、自治体から積極的に提案・要望することで、実現を目指していくことが重要になります...
地域経済を取り巻く3つの課題
第一の課題である人口減少は、地域経済を縮小させる方向で、強い圧力をかけてきます。もっとも大きい影響は、人口減少に伴う域内需要の縮小です。一人当たりの年間消費・投資額が同じであれば、人口の減少に比例して経済が縮小します。また、ブログ「民需と官需で人手の奪い合い」で示したように...