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    イノベーション&リノベーションシティをめざすコロラド州デンバー(1) イノベーションは科学技術の専売特許でなく、多様な人々の交流が重要

    October 14, 2018

    2018年8月、3週間の日程でアメリカ各地を訪ね、エネルギーやイノベーションに関係する機関や専門家からヒアリングして回りました。訪問したのは、ワシントンDC、ボストン、デンバー、サンフランシスコです。アメリカ国務省の International Visitor Leadership Program (IVLP) の一環です。国務省及び関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。

     

    持続可能な地域づくりの観点では、コロラド州デンバーの取組みに関心を持ちました。デンバーは、市の人口約60万人、都市圏人口250万人の大都市です。都市圏で見ると、名古屋市に匹敵する規模です。アメリカ中西部に位置する内陸都市で、石油産業の拠点として発展を遂げました。日本との直行便も就航しています。

     

    デンバーの興味深い点は、地域経済政策の最重点事項にイノベーションを掲げ、地域ぐるみで取り組んでいることです。本レポートでは、3回に分けてそれを紹介します。

     

    第一の取組みは、スタートアップウィークです。これは、毎年のある週に、劇場や屋外、オフィスなど、街のあちこちでイノベーションや起業、コミュニティに関するセミナーやミーティング、イベントを集中的に開催する取組みです。2012年から始まっています。同様の取組みは世界各地で開かれ、デンバーのものは世界最大級といわれています。

     

    狙いは、地域の企業や住民による起業やイノベーションを促進すると同時に、世界各地の起業家や専門家とネットワークを構築することです。2018年のスタートアップウィークでは、9月24日から28日までの5日間で約350プログラムが開催されました。事務局を務めるのは、まちづくり団体の Downtown Denver Partnership です。

     

    ポイントは、多様な人々の交流と知見の交換を促すことにあります。スタートアップウィークに集まるのは、起業家や専門家、エンジニアだけでなく、住民、それも多くの素人が集まります。そして、成功した起業家の知見をシェアしたり、素人の素朴な疑問を専門家にぶつけたり、ワークショップで議論を交わしたりすることで、新たな発想を引き出しやすくしています。イノベーションすべきことを予め決めるのでなく、混沌の中から新たなアイデアが生まれるのを待つのです。

     

    また、アントレプレナーシップを重視する点が、日本のイノベーション政策とは大違いです。日本では、科学技術こそがイノベーションの中心と考えられていますが、デンバーを含むアメリカでは、起業家精神と経営スキルこそがイノベーションの中心と考えられています。そのため、エンジニアを含むあらゆる人々の経営スキルを高めようとしています。

     

    デンバーのスタートアップウィークは、アメリカ流イノベーション促進策の典型なのです。

     

    【写真】デンバー中心部にある Downtown Denver Partnership のオフィス(前面の牛のオブジェはアートを街中に配する取組みの一環)(撮影:田中信一郎)

     

     

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