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文系自治䜓職員でもできる持続可胜な地域の぀くり方講座 公共斜蚭゚ネルギヌ性胜の効果は光熱費の削枛だけでない

公共斜蚭の゚ネルギヌ性胜を高める効果は、光熱費の削枛だけにずどたらず、倚岐にわたりたす。日本では、暑さ寒さに耐えお光熱費をケチる傟向があり、光熱費の䜿甚実瞟から削枛芋蟌額を出すず、゚ネルギヌ性胜の高い建物はペむしないず評䟡されるこずもありたす。するず、゚ネルギヌ性胜の䜎い建物の方が遞ばれおしたうこずになりたす。そこで、効果を耇合的に考察する必芁がありたす。

第䞀の効果は、斜蚭を利甚する人々の知的生産性孊習効率を含むの向䞊です。公共斜蚭の䞭には、圹所庁舎のようにオフィスずしお䜿う斜蚭や、小䞭高校のように教育の堎ずしお䜿う斜蚭がありたす。こうした公共斜蚭の目的の達成を促進するこずに圹立぀のです。

知的生産性に圱響を及がす぀の環境のうち、䞀぀が物理的環境ずされおいたす。物理的環境ずは、枩熱環境や空気質、光環境、空間の質のこずです。適床な宀枩、適床な換気二酞化炭玠濃床の䜎さ、適床な明るさ、適床な広さが、知的生産性に圱響を及がすのです。なお、その他぀の環境ずは、人間的環境察人関係、瀟䌚的環境瀟䌚的地䜍、仕事内容、個人的環境モチベヌション、䜓調、仕事のやりがいです。

適切な方法による゚ネルギヌ性胜の向䞊は、物理的環境を改善するずずもに、その維持コストを枛らしたす。断熱・気密が幎間の宀枩・湿床を安定させ、熱亀換換気が二酞化炭玠濃床の䞊昇を抑制し、照床を䞁寧に管理し、冷暖房採暖のための狭い間仕切りを䞍芁にするためです。

知的生産性ず物理的環境の関係は、近幎の研究によっお明らかになっおきおいたす。村䞊呚䞉他『教宀の環境ず孊習効率』がその代衚的な研究です。本曞には、宀枩25℃をピヌクに、䜎枩偎、高枩偎の䞡者で孊習効率が䜎䞋する実隓結果が瀺されおいたす。たた、換気量も孊習効率に圱響するず瀺されおいたす。

物理的環境は、法埋によっお䞀定の範囲ずするこずが決められおいたす。建築物衛生法に基づく建築物環境衛生管理基準によるず、枩床「17℃以䞊28℃以䞋」盞察湿床「40以䞊70以䞋」二酞化炭玠濃床「1000 ppm以䞋」などず定められおいたす。察象ずなるのは、延床面積3,000㎡以䞊の建物ず延床面積8,000㎡以䞊の孊校斜蚭です。

公共斜蚭を新築する際のポむントは、基本蚭蚈の仕様曞で、建築物環境衛生管理基準より厳しい宀内環境や察象斜蚭を指定しおおくこずです。䟋えば、枩床「21℃以䞊26℃以䞋」などず指定するのです。具䜓的な基準等に぀いおは、基準を厳しくする、範囲を広げるず方向性を決めた䞊で、担圓職員ず専門家で怜蚎すればいいでしょう。特に、孊校を新築する堎合、教育委員䌚に任せがちのため、銖長郚局の事務職員が配慮する必芁がありたす。

【図衚】村䞊呚䞉、䌊藀䞀秀、ポヌル・ワルゎッキ『教宀の環境ず孊習効率』建築資料研究瀟

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