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ここが凄い!ニッポンのまちづくり

日本の都市でしばしば見かける、特徴的なまちづくりを紹介します。全国の自治体が国と歩調を合わせ、長年にわたって徐々につくり込んできました。日本の自治体には、都市政策がないと批判されることもありますが、そのようなことは決してありません。これらのまちづくりは、自治体の都市政策の集大成です。なお、写真は複数都市で撮影したイメージで、特定の都市について紹介しているわけではありません。

賑わいのまちづくり

お客が少なくなって寂れかけた街中の商店街は、自動車の抜け道とすることで、走行音による賑わいを演出しています。自動車は、街中を通過するだけですので、買い物による路上駐車に悩まされることもありません。

多様性のまちづくり

無機質なビルが並びがちなオフィス街の真ん中に、風俗ビルの建設を認めることで、多様性と潤いをもたらしています。写真の街は、放送局、銀行、風俗ビル、銀行、新聞社と並んでいて、職風近接を実現しています。

観光を楽しめるまちづくり

観光地の石畳の道で、自動車走行を規制しないことで、自動車から降りずに観光を楽しめるようにしています。炎天下のなか、街歩きでうんざりせずに済みますし、お店で名物のソフトクリームを買い食いせずに済みます。

華やかな職業の身近なまちづくり

通学・通勤ルートになっている商店街の真ん中に、キャバクラやホストクラブなどの風俗業の店を入れ込み、それらの職業を子どもたちや学生たちに身近にしています。風俗業の華やかさや高給に魅かれる子どもたちも増えるのではないでしょうか。

終電を気にしないまちづくり

レジャービルや風俗ビルが立ち並ぶ歓楽街の真ん中に、高級マンションを建設することで、終電を気にせず、ナイトライフを満喫できるようにしています。お酒や風俗が好きな方には最高ですね。

円滑な交通のまちづくり

通行人や観光客が多く歩く細い道でも、自動車を特に規制していないため、自動車はスムーズに走ることができます。歩行者の方から脇に寄ってくれるマナーが徹底しているので、スピードを出しても、人身事故の発生は毎日でありません。

歩行者と自転車が共存するまちづくり

形式的に、歩道を歩行者と自転車に区分していますが、誰も気にしていません。歩行者も自転車も、高い寛容の精神で共存しています。その上、自転車道は歩行者優先なので、安心して歩くことができます。

経済と防災を両立するまちづくり

ビルの袖看板について、歩道という公共空間に張り出すことを黙認することで、地域経済の活性化を図っています。しかも、地震で袖看板が崩落しても、ビル敷地内の人々に被害が出ないように配慮しています。

歩いて買い物するまちづくり

商店街のど真ん中を広い道路が貫通することで、買い物する人が商店を回ろうとするときに、2倍歩くよう設計しています。狭い道路ならば、両側の商店を同時に見られますが、高齢者の歩行量が増えるよう、片側しか見られないようにしています。

プライバシーとふれ合いのまちづくり

マンションやビルのすき間を狭くすることで、道路からマンションのベランダを見にくくすると同時に、隣のビルの住人と話をしやすくしています。プライバシーとふれ合いという、相反する課題を同時に解決しています。

アーティストを刺激するまちづくり

駐車場がある風景は、アーティストの創作意欲を刺激します。森山直太朗の名曲「どこもかしこも駐車場」は、そうした風景から生まれました。写真の住宅(右手前)は、隣がコインパーキングで、目の前が風俗案内所という恵まれた立地です。

(撮影:田中信一郎)

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