December 4, 2019

これまで、定年退職したら地域に飛び出して、仕事で培ったスキルを生かそうと呼びかけてきました。地方議員、大学進学、空き家再生、エネルギー起業、ソーラーシェアリングと、いずれも仕事のスキルを生かせて、地域の役に立つものでした。

しかし、そのように言われても、いきなり飛び出すのは勇気がいるもの。心の準備が不足していると、ちゅうちょする気持ちも理解できます。地域に飛び出したいけれど、もう少し気軽な最初の一歩はないものでしょうか。

そんな方にお勧めするのは、読書と大学の公開講座です。本を読むくらいならば、通勤電車の車中でもできます。大学の公開講座...

November 24, 2019

定年退職したら、実家や近所の畑で野菜作りでもしようかと考えている人も多いでしょう。そういえば、田舎の畑、荒れてしまったなぁ。そんなことを思いながら、通勤電車でこの記事を読んでいる方もいるのではないでしょうか。

田んぼや畑という農地を維持し、荒れ果てた耕作放棄地を再生することは、そのまま地域の活性化につながります。農地が荒れてしまうと、景観を損なうだけでなく、害虫などの巣になって、周囲の農地に悪影響を与えるからです。きちんと維持していれば、そこから生まれる産物が誰かの喜びに直結します。

しかし、地方で会社勤めをしながら農業していた人ならい...

November 14, 2019

定年退職した方が最も有しているスキルは、ビジネススキルです。退職で会社とおさらばするのは仕方ありませんが、培ったスキルとまでおさらばするのは、もったいない。営業、技術、企画、総務、経理など、会社で何十年にもわたってスキルを磨いてきたわけです。

一方、地域では、ビジネススキルの不足に悩まされています。これまで地域の課題はビジネスと別分野の課題と考えられ、行政が解決を試みてきました。ところが、実際に解決しようとすれば、一人一人、地域ごとの対応を迫られ一律的な行政では難しい点も多いのです。そこで、NPO(特定非営利活動法人)などの民間が解決...

November 8, 2017

地域経済における再エネの利点は、固定価格買取制度で環境・社会面での価値が既に評価されていて、必ず売れることです。価格は、長期の投資回収と収益性を評価して設定されているため、慎重に事業計画を立てて順調に発電すれば、必ずペイできます。新たな価値が評価され、販売と事業性が保証されている製品・サービスは他になく、地域経済を活性化する観点で、再エネ事業に取り組まない理由はありません。

再エネを地域経済に資するようにするためには、地域の関与が重要になります。再エネ事業の特徴は、事業所得すなわち経営者・所有者の利益の大きさにあります。雇用効果はそれ...

November 5, 2017

負の効用に由来する経済活動を正の効用に由来するものに転換することでは、断熱住宅の普及による循環器系疾患の抑制が有効です。ブログ「医療費・介護費を減らすと同時に地域経済を活性化」で解説したように、新築・改修で住宅の断熱性・気密性を高めれば、循環器系疾患に代表される季節変動のある病気・死因を予防できるとともに、医療費・介護費を抑制できることになります。

実際、夏と冬の死亡の差には、住宅性能の違いによる地域差が大きくあります。【図表】では、寒冷地の北海道でその差が小さく、北関東や西日本の太平洋沿岸地域でその差が大きくなっています。比較的温暖...